『Lost in the Book with Baymax 〜大都市ロボット・ファイト!〜』をやったオタクは『ベイマックス!』と『ベイマックス&モチ』と、『ベイマックス ザ・シリーズ』をみてくれ

オタク~~~!『ベイマックス』(2014年の映画)はもう観たよね!?まだ観てない!!?じゃあこんな記事を読んでいる場合ではない。今すぐDisney+かGEOかTSUTAYAに行って観てきてください。

イベントのベイマックス超かわいかったね~~~!NRCの保健室の先生って描写されてないから、彼らが手当てを受けていたり、「思春期です」って言われたりするところはとても新鮮で尊くて、ケアをもたらすベイマックスと、それを更にケアしようとするシルバーくん&カリムくんがとってもかわいかったね!

じゃあベイマックスが動いてるとこ、もっと見たくないかな!?

『ベイマックス!』(2022年・各話13分/全6話)

『ベイマックス』(2014年の映画)と『ベイマックス!』(2022年のシリーズ)、ビックリマークの有無の違いしかなくて紛らわしいなって思いましたね?これは映画の方のアメリカでの原題が『Big Hero 6』だったところ、日本で公開するにあたりベイマックスメインのタイトルやポスターに変えたためです。その判断の是非は今は置いておいて、この記事ではいちいち(2014年の映画)と(2022年のシリーズ)と表記することとします。

『ベイマックス』(2014年の映画)があくまでヒロくんがビッグヒーロー6となるまでのお話だったのに対して、『ベイマックス!』(2022年のシリーズ)はベイマックスを主人公とするお話です。ヒロくんが大学に行っている間のベイマックスが、サンフランソウキョウを徘徊し、辻ケアをして回ります。東に腰痛の婆あれば行って水泳を勧め、西に初めての月経を迎えた児童あれば生理用品を買ってやり、南にアレルギーを発症した若者あれば抗ヒスタミン注射があると言ひ、北に異物を誤嚥した野良猫あれば追って吐き出させ、さういふものが、ベイマックス。

『Lost in the Book with Baymax 〜大都市ロボット・ファイト!〜』でのベイマックスとの出会いは、車輪付きの充電ケースから痛みの声を聞きつけたベイマックスが現れるというものでしたが、これはまさしく『ベイマックス!』(2022年のシリーズ)そのものです。敵を殴って懲らしめて刑務所にぶち込むだけではなく、助けを求める声に駆けつけて心と身体の健康を守る、「ケアをするヒーロー」としてのベイマックスの形がありありと書かれています。それはめちゃめちゃかわいくてほっこりするだけでなく、図体はでかいし話は通じないしで時として怖い。(指先から注射針出てくるのは普通に怖いだろ!)だからこそベイマックスのケアが人々に届いて、心が通じ合うお話は優しいのです。

一気に見ても78分と映画よりも短くなっていますので、今回のイベントで「ベイマックスって好きだなあ」となった方にまずおすすめしたい一作です。

『ベイマックス&モチ』(2019年・各話2分/全3話)

モチちゃむ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!♡♡♡かわいいね!!!!!!!!♡♡♡抱っこする時のモーションがあるのかわいくて嬉しかったですね♡♡♡♡♡

ベイマックスとモチちゃむがいちゃいちゃわちゃわちゃするだけの短編アニメーションです。絵本みたいなタッチがとってもかわいくて素敵!一気に見ても6分もないし、私がつべこべ説明する前に見てもらった方が早いのではないかと思います。

というか、英語版はディズニーチャンネル公式がYouTubeに上げてますね。見てね。

『ベイマックス ザ・シリーズ』(2017年~2020年・各話30分/全55話)

『ベイマックス』(2014年の映画)の後日談となるアニメーションシリーズです。第1話・第2話の『帰ってきたベイマックス』では、映画終盤のヒロくんがベイマックスを作り直すシーンをより突っ込んで描いています。全3シーズン・55話と長いですが、『キム・ポッシブル』などの実績があるスタッフが制作しており、一見の価値ありです。

敵を殴って懲らしめて刑務所にぶち込む方のヒーロー活動がたくさん描かれるので、「ハートフルで優しいのもそりゃいいけど、ネ……」というNRC生のようなマインドのみなさんにもぜひお楽しみいただきたいです。

ビッグヒーロー6のヒーロー活動や日常が見られる!

ヒロくんの最年少生徒としての大学生活は?ゴーゴーとハニーレモンってどういう風に仲いいの?フレッドってどれくらいアホなの?ワサビって苦労人すぎない?映画で気になったポイントを、ガンガンに掘り下げていきます。フレッドの相棒として新しく作られたミニマックスなどの新キャラも登場!

魅力的なヴィランの数々!

ツイステのプレイヤーのみなさんに、ぜひこの作品のおもしれ―ヴィランの数々を伝えたい。作中では、「ボスキャラ」と呼ばれています。映画でヒロがロボットファイトしていた横綱のようなおじさん、ミスター・ヤマも勿論続投!(イベント戦闘のモブの黒ジャージ金ラインってヤマオマージュですよね!)

電流を操り踊りながら強盗するイケイケ母娘、うっかりスライム人間になってしまったアホの悪党、セクシーくのいち板前剣豪大泥棒、蒸気機関狂いのジジイ、スピード狂ババアとそのスポイルされた孫、テレビ業界出身のデスゲーム支配人など、サンフランソウキョウにはイカれたやばいヴィランがい~~~っぱい!私が特にお気に入りなのは、軍事用戦闘ロボットの中身にファストフード店接客マスコットのガワをかぶせ、悪のチップにより人間に害をなす存在になった「ヌードルバーガー坊や」です。ロボットであるベイマックスに自我はあるのか?ロボットにも家族はできるのか?というテーマにおいてベイマックスと対をなす存在であり、非常にユニークな存在感を放っています。ファストフード語彙で喋るカワイイやつです。

「ヌードルバーガー坊やに♪オーダーください♪あなたの好みに合わせて♪」(歌いながら武器を選んでいる)
「あれ?お客様、今助けが要るのはキミだよ」(拘束したベイマックスに人間を助けるのがロボットの仕事です、と言われたのに対して)

その悪のチップを作った存在であり、この作品で最も重要なヴィランと言えるのが、「オバケ」です。バラバラに動くヴィランたちに陰で依頼をして誘導し、ビッグヒーロー6にも気がつかれない巧妙さで自身の目的を果たしていきます。その頭脳と傲慢さは、もしかしたらヒロもこうなってしまうかもしれない……という影をちらつかせます。非常に魅力的で、セクシーで、かっこよく、同情の余地なく悪く、彼自身がそうあることを選んでいる存在です。

『ベイマックス』関連作品全体に共通する絶対的な善と言えば、助けを求める人のために命を落としたベイマックスの製作者・タダシですが、大抵の人はタダシではない。サンフランソウキョウにはタダシと正反対の悪党がゴロゴロいるし、ビッグヒーロー6にだって非合法なヴィジランテである以上間違いや揺らぎはあるし、中でもヒロくんは天才でありながらルールを破ることに躊躇いのないダーティさがある。そこにオバケは目をつけるのです。

NRC生とて、勿論タダシではありません。ましてイベントの舞台はサイセンタンカガクトシ。知り合いもおらず、じきに脱出する予定で、現地通貨もない土地です。サンフランソウキョウにゴロゴロいるようなヴィランの側に傾いてしまうこともあるのだと、カツアゲ寿司ラーメンのシーンを見ていて思いました。カリムくんやシルバーくんでさえ。

美味しいものが食べたい!お金が欲しい!目立ちたい!そんな単純なものから、より複雑なものまで、我欲のままに突き進むヴィランたちと、そんなヴィランを止めることで人を助けるヒーローの戦いを描くのが、『ベイマックス ザ・シリーズ』です。そしてその作品の中でベイマックスは、勿論ロケットパンチも打ちながら、ビッグヒーロー6を和ませ、気遣うものとして存在しています。戦って傷ついたヒーローの心と身体をケアするヒーローが守り、ケアするヒーローを戦うヒーローが守る。イベントでカリムくんが「オレを守るベイマックスのことはオレが守る」と言っていたように、『ベイマックス』という作品の本質とは、両面のヒーロー性が循環して守り合っていることにあるのです。

55話とけして短くはない話数ですが、そのヒーロー性、そして対を成すヴィランたちのヴィラン性について語るには、これでもギリギリだったかと思います。ヒーローとは?ヴィランとは?と考えるのが好きな人は、ぜひ見てください。

『Lost in the Book with Baymax 〜大都市ロボット・ファイト!〜』では、『ベイマックス』(2014年の映画)のエッセンスやオマージュが細やかに使われており、このイベントを楽しみ尽くすだけなら2014年の映画だけでも十分だと思います。ですがもし、『ベイマックス』という存在を好きになって、もっと見たい!もっと感じたい!と思ったなら、これらの関連作品も見てみてください。ちなみに、『Baymax Dreams』というDisney+にないショートアニメもある。メンテ中のベイマックスが見る夢の話らしくてめっちゃ観たいのですが……!?英語版はYouTubeにあります。

以上、ヌードルバーガー坊やとかミニマックスのグッズもっと出してくれ~~~~~~~~~~~~~~オバケの二次創作増えてくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と唸るオタクによる記事でした。