週報(12/15~12/21)

12/15(月)

・会社に生成AI慎重派が私しかおらず、「え、それは嘘っていうかNullPointExceptionじゃん」という感じの導入をされてしまい、つれえ~~~~~~~!一応「AIマジで嫌なんですよぉ~~~~~無から出てくるわけじゃなくて膨大なデータの組み合わせで~~~~~その元になったデータの出所が怪しくて~~~~~~百万人から10円ずつなら盗んでいいのかったら違うじゃないですか~~~~~~~~~~(内心:この例えも適切じゃないけどな……)」と騒いではおいたが、果たして……。しかし自分がアシモフの『鋼鉄都市』で言うところの人間に接客されたい人サイドになってはいないか?という不安もあり、もう受け入れた方が絶対楽なんだろうなあ、とは思う。でもデータ元がどこか?クリーンなものか?とか、環境負荷はどうか?とか考えるとやっぱりいやだなあ~~~~~~……。

・拙トレリド子育て時空のお子さんのイメージCV、真ん中(特に『あなたの証言は以下略』の時)は花江夏樹さん。普段はリルリルフェアリルの花村くんのようなおだやかな喋り方だが、癇癪を起こすとめちゃくちゃリドルくんに似る。

・真ん中花江夏樹はともかく一番上と末っ子は生田善子さんです。一番上の裏声と末っ子のデフォルトの音域が多分同じ。末っ子が頑張って力入れて話してる時の声は一番上が普段話す時の音域にかする。マルバスの『絶対無敵☆KAWAIIIIガール』でグッと力入った時に一瞬アスモデウスさんが見えるのが好きで……。

12/16(火)

・昨日の職場のAIの件はマジで家帰ってからウォウウォウ泣く程しんどかったし辞職すら頭をよぎったが、使う側もちゃんとリスクやデメリットを理解していて、それでも仮に使わざるを得なかったということがわかり、どうにかどうにか溜飲が下がった。

・今年私の中で株が上がった食べ物、きゅうりと春雨。実は生きゅうりがそんなに好きじゃなかったんだけど、塩揉みしたらめっちゃ好きな感じの副菜に進化できるってわかって好きになった。今日は大根ときゅうりの酢の物を作りました。春雨は一回汁物に春雨スープ作ってからというものの手軽に満足感が増すことがわかって常備してる。

・初期アニポケを見てたらビキニパンツ一枚の美少年を四人侍らせた汚い金持ちのババアが出てきてめちゃくちゃビビったんだけど、平成って元気な邪・ババアの時代だったのかもしれない。バンジョーとカズーイのグランチルダ、ラマになった王様のイズマ……。いや、目立つだけかな……。

ツイステッドワンダーランドザアニメーションエピソードオブハーツラビュル8話

・正直、一番恐ろしかったのは、作画はきれいだけれども“原作通り”※であることにこだわりすぎて、「原作と違う」しか批評の言葉を持たないオタクに嫌われることを恐れすぎてつまらないアニメーションが出てくることだった。けれど、アニメでやるにあたってどうしたら面白く、楽しく、美しくなるか、というのをちゃんと考えられたものが出てきて、私は本当に幸せなファンだなあ、と思った。ありがとう、ザアニメーション。

※原作通りと言うにも、そもそも“原作ゲーム”から大幅にアレンジされたコミカライズベースであることをしっかり周知してあったのもよかったと思う。そもそものそもそもで言えば、ノベライズ・コミカライズと段階を踏んで「ツイステという作品はこういうものなんだ」という枠や型を拡張してきたのが上手くて、全てのオタクが全てのメディアミックスを通るわけではないけれども、相互に補完しつつそれぞれも充実させるような、個も全体もよく考えられて作られているんだなあ、と嬉しくなった。

・私がハーツラビュル推しでトレリド推しだから、というバイアスも多分にあるとは思うけど、むりくりなよかった探しをしなくても素晴らしいクオリティの作品が出てきてほんとにほんとによかった……。安堵と感謝でいっぱいだ……。

・何度も読んだはずの一章だけど、7話と8話は本当にどきどきしてしまって、雄剣くんが撮ったハーツラビュルのあの五人の写真を見て本当に心底「よかったあ~~~~~」という声が出た。トレイとリドルの“はじまり”はあの窓から連れ出したことだけれど、この“5人”の“はじまり”はここなんだ……。寮長副寮長+何の役職持ちでもない3人が、今この時から少しずつこの5人でなきゃってなっていくんだ……。

・「ボクは誰よりも正しい!」の子が、はじめて自分や、自分にとって絶対的な存在が間違っていたかもしれないと気づきはじめて、築き上げて来たものがそのまま重みになって押し潰されそうになっている時に、闇の中で光を見つけて、その光に手を伸ばすのを諦めないでいてくれて本当によかった。その鍵穴は自分には小さすぎると諦めないでくれてよかった。元ネタ映画のように、通るには四苦八苦しそうな鍵穴に手を伸ばすということは、リドルくんが自分の問題にいずれ向き合う、いつか進む決意ができたみたいで、アリスが穴に落ちて後戻りはできないように、やり直すことはできないし簡単に全てが解決できるわけではないけれど、それでもここからもう一度やっていくんだ、トレイが、光の中からトレイが手を差し伸べてくれたから、きっとそれができるんだと……二人の手が繋がったのってそういう希望に溢れていて、本当に、素晴らしい絆……。

・元ネタではアリスは泣いていたらもう一度瓶を見つけて小さくなって鍵穴を通れるけれど、リドルくんも一度ああして泣かなければいけなかったんだなあ……と思う。オタクも、一緒に泣いていいかな……。

12/18(木)

・『始めてのクリスマス』を読み終わる。スウィングさんってメギド72で言うとジェヴォーダンとかメリディアナとかアリキノとかナブールとかエルドラコとかアントーンみたいな、欲しいという気持ちが強くあって、でも本人には何かが欠けていて敗れ去っていく(そして大体人を殺している)悪役に近い印象だったんだけど、最後まで読んでもその印象は変わらず、私ってそういうキャラが好きなんだな……と思った。そういうキャラに対してメギドでは「見逃すわけにはいかない」だけど、ツイステでは「今後関わらない方がいい」という立場の違い。どちらも好きだしスウィングさんのぬ~べ~赤マント回みたいなエンドはすごくいいな……と思った。いつか……あなたの街にも欲望の王が現れるかもしれません……。

・『欲望の日』、クリスマスから何も学んでいない……!と高笑いしてしまった。『悪魔バスター★スター・バタフライ』の切り株デーじゃん(切り株以外を褒めると切り株に襲われる祝日)

・異世界を舞台にするにあたってのクリスマスなど祝日の扱い、『ふしぎの国アンフィビア』では冬は両生類は冬眠しちゃうのでクリスマスないけど人間の世界に行ってからやってる。異世界じゃないけどアニメシリーズ繋がりで言うと『怪奇ゾーングラビティフォールズ』(ある夏休みのお話なのでクリスマスはできない)ではハロウィーンはサマーウィーンにしてやるけどクリスマスはやってなくて、同クリエイターの『陰謀論のオシゴト』でもハロウィーンやってクリスマスやってないからあんま好きじゃないのかな?同じく夏休みの『フィニアスとファーブ』は夏に冬をやるスウィンターの回は見たことあるけどクリスマスはどうだったかな~。

・そういえば監督生って「クリスマスには雪!」って言ってるから少なくとも北半球出身ではあるんだな……。サーフィンするジャックスケリントン見たいか見たくないかで言ったら超見たい。

12/19(金)

・楊州商人の杏仁豆腐、うますぎ~~~~~!!!!!!クリーミーで甘味が濃いんだけど味が澄んでいる感じがする。杏仁豆腐ってなんとなくプリンやゼリー側のカテゴリに入れてきたけど、タピオカココナッツミルク側のスイーツだったんだ……。チェーン店の、当たり前のように置かれているけれど実はめちゃくちゃ美味しい食べ物という衝撃という意味では、サイゼリヤのプリンに匹敵するかもしれない。

・『ズートピア2』を観た。映像的な面白さもお話的な面白さもパワーアップしていて、すごく面白かった~!前作でニックはジュディよりもズートピアに詳しい人物だったけど、マーシュマーケットはニックも知らないズートピアで、イルカやアシカやセイウチが生活してる様子はすごくよかった。警察のカババディもここに縁があったりするのかな~。

・爬虫類たちの溜まり場もすごくよかったな……。ニックに張りついて「あったか~い」っていうカメレオンとか尻尾取れちゃうトカゲたちもすごくよかった……。

・蛇や爬虫類について、見ている時はやっぱりパレスチナを意識しているのかな……と思ったけど、アメリカ先住民やアジア系や南米系やイスラム系やユダヤ系を想起した人の感想も読んでいて、いつもどこにでもある迫害に寄せて作られたのかな……と思った。「命をかけるほどの存在じゃない」「いや、俺にとってはそうじゃない」きっと誰しもにそういう人がいて、そういう存在があって、だから世界をより良くしたいと思うんだよな……。(ディズニー(会社)はイスラエル支援やめてください)

・前半のあの状況で咄嗟に「ゲイリーの話をちゃんと聞こう」になるジュディって、単なる暴走特急ではなくて、何かヒーローに必要な資質をちゃんと持っているんだろうな。

・蛇のおうちって子供の背丈測るやつ横ばいにつけるんだあ……というディティールがめちゃくちゃよかった。そこに誰かが暮らしていた、という証拠として、壁の写真と同じくらい確たるものだと思った。パウバートがゲイリーの本当の相棒になれたらよかったのに、と途中までは思っていたけど、自分も家族に執着しているくせに、かつてそこにいたけれど追い出された家族の跡に何も感じ入ることなく火をつけようとしたパウバートにゲイリーは過ぎた蛇だと思う。パウバートが家族以外に目を向けられるようになるのはずっと先なんだろう。

・蛇が熱を見ていること、視覚的にもお話の上でも素晴らしく美しく表現されていて、ゲイリーってそういう……暖かい世界を見ているから、きっとうまくいくって最後まで諦めないんだ、信じてるんだ……と思った。ゲイリー……。

・パウバートの「同じじゃなきゃ嫌なんだ」っていうの、ニックとジュディとゲイリーの「違ってていいんだ、違ってるから自分らしさ相手らしさで補いあえるんだ」という結論と真逆になっているのもあるけど、マイノリティが頑張って無理してマジョリティに同化して“認めて”もらおうとする辛さもあって、パウバートのこと嫌いになりきれないとこある……。パウバートもいつか救われるかもしれない、いつか赦されるかもしれない、でもそれは今じゃないんだ……。

・ニブルスもめっちゃよかったね~!!もしかしてマジで動画作りが下手なだけで真面目なジャーナリストなのでは……と錯覚しかけた。でも一緒に観た家族と話しててたしかにってなったけど、爬虫類コミュニティに出入りしながらそれを軽々しく動画にしてるのはちょっとスラムツーリズム的かな、と思う。コアラへの偏見を吹聴してるし。でも最後に、蛇が着ていた服を見つけて感動するのが、いつの間にか彼女も純粋に“ほんとう”を追い求めていて、それに触れることができるのは何も完璧に純粋な動機で走り出したやつだけじゃないよな、と思う。

・観てる間もうずっとミッションインポッシブルとか007くらい続いてほしいって思ってたけど、次は鳥類ですか!?インコ!?オウム!?ペンギン!?ニワトリ!?ダチョウ!?猛禽!?楽しみ~!!その次は両生類もお願いします!!!昆虫とか節足動物は無理かな~~~今回の感じだと!

12/21(日)

・『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』を観た。いい映画すぎて上手く言葉が出てこない……。ハナム先生が、なにかわかりやすい形で成功したり幸せになったりするわけじゃないし、それどころか職を失う結末ではあるけど、でもあの選択をしたことに悔いはないんだろうなって……。メインはあくまでハナムとタリーなんだけど、メアリーがいることで、望まない陸軍学校に行かされることがどういうことなのか、っていうのが投げかけられている気がするよな……。

・『ノーティ・ナイン』も再視聴したけど、本当にいいキッズ向けクライムアクションだなあ~~~。クリスマス映画として『エアポートアドベンチャー』くらい好きかも。

・『ワンス・アポン・ア・タイム』を見始めたんですが、激マブな赤ずきん(推定)がいるな……。