カテゴリー: 雑記

週報(9/29~10/05)

個人サイトを作った家族が週報というものを書いていたので、真似してみる。その日考えたことなどを書くんだそうな……。

9/29(月)

・ベランダのレモンの鉢植えにカメムシとアゲハチョウ幼虫がいる。カメムシは何日か前からいつも同じ葉っぱの上にいて、全然動かない。いつ食事をしているのだろうか。カメムシはミントの匂いが嫌いらしいので、レモンのふもとに置いている小さなミントの鉢を、朝の水やりの際に近づけてみた。仕事を終えて帰宅すると、カメムシはいなくなっていた……と思いきや、反対側のシソの鉢に移動していた。なんだかかわいそうなことをした気もするし、「や~ん」という気持ちで移動するカメムシを想像するとかわいくなってしまったので、もうそこにいていいよ。

・『古書店街の橋姫』コミカライズを読む。Kindleで買おうとしたが、UIが最悪すぎて二転三転し、Kindle以外もあることがわかって結局がるまにで買った。コミカライズにあたり、表情やセリフの繋ぎなどが大きく補完されていて、とてもいいコミカライズだと思った。博士の作画がとてもかわいくて大好き。掲載紙が休刊ということで続刊が心配になったが、後継誌で続いているらしく、一安心。

9/30(火)

・ベランダにキマダラカメムシが増えていた。デザインがカッコいい。元からいたグリーンのカメムシ(アオクサカメムシだろうか)は変わらずシソにいた。アゲハチョウ幼虫は、外れの低い枝から中心の高い枝へと移動している。

・週報を書き始める。WordPressのブロックエディタの改行は、普通にエンターを押すと別の段落になってしまうので、PCではコントロールかシフト(どっちだっけ……)を押すのだが、スマホアプリの場合どうしたらいいのかわからない。読みにくいかも。

・二日連続で悪夢を見ている。夢日記は書かない方がいい説もあるので、週報では夢の内容は書かないことにする。

・橋姫の博士、私はファーストインプレッションからかわいくておかしくて一番好きなキャラクターなんだけど、それにしても水上ルート終盤の状態から博士エンドまで持っていったのは豪腕だと思う。ある種のラブコメを競馬に例えるやつでいうなら、「あの馬大丈夫かな……」という目で見られていた馬が実はトランスフォーマーで、ガッションガッション二足歩行で追い上げてくるみたいなもんである。もちろんどのキャラクターもどのエンドも大好きなのは前提として……。

・↑の例えで言うなら花澤馬は実はヴェロキラプトルだったみたいな感じか……?

10/1(水)

・ベランダのキマダラカメムシはいなくなっていた。アゲハチョウ幼虫は前足を上げていた。君あんまり葉っぱ食べてるとこ見てないけど、もうサナギになるんか?それとも、終齢でもう一回脱皮するレアケースか?

・トランスヘイトって本当に最悪……と思う。もちろんあらゆるヘイトは最悪だが、ゼノフォビアと並んで今ぶっちぎりにカジュアル化しつつある感じがして特に嫌だ。私は私が書いてるものを読んでくれる人のことがうっすら好きで、その中には多様なアイデンティティの人がいる。これは自意識過剰でもなんでもなく、インターネットでちょっとでも何か言ったり発表したりする上で大前提の感覚だと思う。その中にはもしかしたらトランスジェンダーの人もいる、はず。自分と同じものを楽しんでいる人が、気軽に外出できなかったり必要な医療にアクセスしづらかったりリンチされたり自ら命を絶ったりして、そんな世界をしょうがないなんて思えないよ。いや、全然趣味が合わなくたって嫌だよ。

・白ごはんドットコムのレシピで鶏肉とカシューナッツの炒め物を作る。中華のなかでかなり大好きな料理なので、自分で作れるってわかって嬉しい。ただもうちょっと上手く作れるな……もうちょっと作りやすく自分好みにできるな……という出来であった。肉に片栗粉をまぶすやつ、どうしてもフライパンに粉が持っていかれちゃうんだけど、肉を早めに冷蔵庫から出すと改善される可能性があるらしい。いつも忘れちゃうんだけど。

10/2(木)

・ベランダのアゲハチョウ幼虫が「自分、サナギになるんで、ほな」みたいな格好で縮こまっていた。えっ君意外と食べてるのはわかったけど前いた子らに比べるとあんまりだし、排泄物もちっちゃいのに!?あとサナギって結構育った木から離れてなるって聞いたけど(多分以前いた幼虫はそのためにベランダから姿を消した……と思いたい)、そんな育った枝の反対側とかでいいのかい!?アゲハチョウ幼虫はこれで4匹目なんだけど、性格とか個体差があって面白いなあと思う。

・カメムシは相変わらずシソの同じ位置にいた。いったい君はいつ何を食べて生きているんだ。マンションの別の場所にカメムシの集会所があるのを早朝家族が見たらしいので、深夜のうちに出かけて素早く戻ってくるのだろうか。カメムシも種類が多いし面白い生態はたくさんあるんだろうな。

・一方レモンそのものはもりもり新しい葉っぱを増やしている。9月頭に肥料をやったからかもしれないけど。フィビ鳥さんの読み切りで「森の木々だって葉を伸ばして太陽を奪い合って殺しあっている」というセリフが印象に残っているんだけど、うちのレモンもアゲハチョウと戦っているのかもしれない。本当は虫を見つけしだい取ってやった方がいいんだろうけど、やっぱり生命力が面白くてそのままにしてしまう。

・ロボットドリームズの原作を読む。映画よりずっと淡々としてて、エモーショナルな表現が抑えられている。というか映画はエモーショナルな表現が爆盛りになっている。私はどっちも好きだけど、原作から入ると映画はやや過剰に感じる人もいるだろうな、と思った。

10/3(金)

・アゲハチョウ幼虫がマジでサナギになっとる!?!?!?!?寄生虫とかにやられず無事羽化してほしい。あとそのそばにチャバネアオカメムシ(多分)が来ていた。

・かぎ針編みに挑んでは鎖を布にできず敗れていたが、再び挑む。日本ヴォーグ社刊行のむら・まりあ著『はじめの一歩あみものできた!』という本が絵本のように非常にやさしく、初めて細編みと長編みで糸を布状にすることができた。しかし手がバッキバキに疲れた。編み物できる人はボルダリングとかできるんじゃないでしょうか。

・編み物ができるようになりたいと思ったのは、昨年神戸旅行に出かけた際めちゃくちゃ素敵なアンティークのガラスボタンに出会い、これニットベレーとかカーディガンとかについてたらかわいいんじゃない!?という発想が頭から離れなくなったからだ。『エーミールと探偵たち』に自転車のクラクションだけ持ってる少年がいたのを思い出す。カーディガンみたいな大物は棒針編みの方が向いているだろうし、かぎ針で何か完成させられたら棒針編みにも挑戦してみたいな。

・あと更に最近、「心を空白にしたい時何をするか」という投稿に、編み物が多く挙げられていたのもある。私の場合思いついたのはピクロスだったが、マリオのスーパーピクロスはワリオ面も全クリアしてしまったし、Switch版のピクロスやネット上のピクロスはやるべきことを放置して無限にやってしまいそうなので、ちょうどよく思えた。実際やってみると手の痛みというリミットもあるし。

・ただ「心を空白にする」と、私の場合不安や歴代悲しい出来事が空白になったスペースに無限にロードされてしまうという問題がある。これについては、ピクロスをやっていた時はポッドキャストなどを聴いていたが、とりあえず今回はゆるいアニメをつけっぱなしにすることにした。『ピクルスとピーナッツ』とか、『フィニアスとファーブ』とか。『ブルーイ』もいいだろうな。とにかく、Xに意味もなくかじりついてしまうよりは、私もそういう風に過ごしたい、と思った。

10/4(土)

・チーズナン美味しい。社会はつらい。

・橋姫の博士と玉森くんが公式で浅草寺本堂で結婚式挙げてるの最高すぎるな……。後日談の「愛する人を愛せない世界のどこに平和がありましょうか」といい、時代的にクローゼットなのはしょうがないよね……で終わらせない誠実さがあると思う。玉森くんと心が通じあった博士なら、変えます、世界を。一方で博士が白無垢着てるのはめっちゃ最高だし多分純粋に博士の趣味なんだけど、実際にディズニー(だったかな)で式を挙げようとした同性カップルが、ある時まで片方が異性装をするよう打診されていた、というのを思い出す。そういう譲歩の必要があったのかもしれない。いや、本当に博士の趣味なんだろうけど……。

・ところで橋姫の朗読CDの5枚目はどうなってしまったんでしょうか……。噂では玉森くんが朗読しそうなジャケットが公開されていたらしく(今は確認できない)頓挫してしまったのなら本当に残念だな~……と思う。5枚コンプリート特典の痕跡が見られるだけに。今からでもマジで遅くないですよ!?!?!?!?

10/5(日)

・ベランダのカメムシが増えすぎている。シソに4匹、レモンに2匹。そろそろお引き取りいただいた方がいいのかもしれない……。サナギは昨日の雨でヤバイかも!?と思われたが、無事だった。サナギの上の葉に雨粒が乗っていて、ちゃんとガードできる場所を選んだんだなあと思う。かしこい。

・編み物って物理的に触れる数列だなあ、と思う。数学の数列と違うのは、間違いとかは本質的になくて、違う目をすくったとしてもただ、そのような物質になるだけなんだなって思う。

・Webで読んだ漫画の単行本、積みがち。そして積まれた漫画は更なる漫画を呼ぶ。ちょっとたまってきたのでやっと崩しはじめたが、偶然にも“人生”とか“心”を感じるものが多く、なんか今の精神状態に響いて泣きそうになる。『こころの一番暗い部屋』とか。『百と卍』最終巻とか。『ふつうの軽音部』8巻とか。

ツイステのオタクに見てほしい!ディズニーアニメシリーズ5選

はじめに

『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』、2025年10月29日、ディズニー+にて独占配信決定!!!!

(ジ アニメーションじゃないんだ……)

というわけでD+に加入をキメたオタクも多いのではないでしょうか。折角のサブスクなので、元ネタの映画とか他の映画とかたくさん見られることかと思います。

映画……映画も勿論いいのですが……。

アニメシリーズも!!!!見てほしい!!!!!!!面白いのたくさんあるから!!!!!

というわけで、プレゼン半分、「見゛て゛く゛れ゛よ゛ォォォ……」という懇願半分の記事です。

『怪奇ゾーングラビティフォールズ』(2012年、全41話)

舞台はアメリカ・オレゴン州のいなか町、“グラビティフォールズ”。夏休みに大伯父さんちに遊びに来た双子の姉弟、メイベルとディッパー。しかしこの町、奇妙なこと・ものばかり。ノーム!ネッシー!秘密結社!自我を持ったゲームキャラ!クローンアイドル!ビッグライトにスモールライト!他多数!そもそも大伯父さんからしてインチキ見世物小屋を経営してるし……。

最終的なヴィランは、黄色三角形の悪魔“ビル・サイファー”。こいつがもうめちゃくちゃな悪意と悪趣味で大暴れするトリックスターなんですね。ディズニー界のニャルラトホテプ。「人間の顔面の穴の位置をシャッフルする」みたいなシンプル悪趣味から、「仲良し姉弟の仲を引き裂く」といったマジ悪趣味まで悪趣味の幅が多彩です。もしツイステに出演することがあっても、ご本人として大暴れしそう。

他にも、インチキ超能力少年や性格最悪地元青年など、個性豊かなヴィランがいーっぱい!

全41話と(比較的)短めで、伏線の張り方も鮮やかで、ディズニーアニメシリーズの入門としてよく名前が挙がる名作です。

終盤は7章のツノ太郎のやらかしに近い展開もあり、ああいう展開が私は大好きなので、同じ趣味の人にぜひ見てほしいな、と思います。

『ふしぎの国アンフィビア』(2019年、全58話)

カエルってかわいいですよね~。ツイステッドワンダーランドにもカエルの獣人属はいるのかな?小さい頃はおたまじゃくしの獣人属なんだろうな……かわいいね……。

そういう妄想が止まらなくなるのが、『ふしぎの国アンフィビア』。両生類の人々の世界に迷い込んだ人間の女の子、アン・ブーンチョイが主人公です。地元のカエル少年スプリグと親友になり、異世界人と現地人のマブになります。

この作品において、友情は重いテーマになっています。実はアンちゃんは仲良し三人組で異世界に飛ばされたのですが、離れ離れになってしまい、再会や再度の別れを通して、その友情に辛い所や歪なところはなかったか、と問い直していくお話です。

人間三人組の一角、サーシャ・ウェイブライトはこの作品におけるヴィランの一人と言っていいでしょう。パワフルで狡猾で人心掌握がやたらうまく、人間関係においては「常に主導権を握って相手を支配しなければ気が済まない」(作中マジで言った)。アンとの関係も、いつもどちらかがどちらかに合わせることを友情だと思っているつらいものでした。でも言うてサーシャだってまだ中学生なわけだし、波乱万丈なストーリーの中で挫折や成長を経験して変化していくのは、ツイステ前半における友情や人間関係の変化に通じるものがあるかと思います。

全58話、アンフィビアの世界をアンやサーシャと一緒に歩くことで、最後にはきっとさわやかな気持ちになれること請け合いです。私はぼろっぼろに泣きました。

『アウルハウス』(2020年、全43話)

魔法学校!!あたい魔法学校大好き!!こちらも異世界トリップマジカルアドベンチャーです。妖魔や魔女が暮らしている魔界にはみ出しものの人間の女の子・ルースがトリップし、アウトローの中年魔女・イーダや、きゃわいいふしぎ生物のキングと暮らしながら魔法学校に通います。

世界のビジュが良すぎる。まず舞台となる島・ボイリング島がでっっっっかい巨人の遺骨の上にある島だったり、モブの住人達も一人一人個性的なルックスをしていたりと、ファンタジックな世界観はツイステのファン層にも刺さるのではないでしょうか。しかもこの作品はキャラの動きに力を入れていて、背景のモブ一つとっても何かしらの面白い動きをしているため目が離せません。

この記事を読んでいるオタクの中にはカップリングのオタクもかなりの割合いるのではないでしょうか。朗報!!めっちゃかわいい女の子と女の子のロマンスがあります!!

アミティはエリート志向の母親に育てられた女の子。魔法が使えないはずなのに魔法学校に潜り込むルースが気に食いません。その辺りは1章(&プロローグ)のノベライズで語られた、監督生に意地悪するエースの心情に近いのではないでしょうか。ルースの方も、つんけんしているアミティに戸惑います。そんな二人が、互いを認め合い、距離を縮め、恋に落ちるストーリーは必見です。あとこれはめっちゃ余談なんですけどアミティの両親が「研究にしか興味がないお父さん」と「その研究成果を売ることしか考えてないお母さん」で、愛のないボドゲ部みたいな感じになっております。

『悪魔バスター★スター・バタフライ』(2015年、全77話)

これまで異世界トリップものの紹介が続いておりますが、これは逆に、魔法の国のプリンセスが人間界にホームステイする居候コメディとして始まります。魔法の国・ミューニのプリンセス、スター・バタフライが、人間界のマルコ少年のところにホームステイ。魔法のステッキを奪おうとやってくる怪物たちをしばきながら、わちゃわちゃした日常を過ごします。

でもこの作品がすごいのは、そうしたなんてことないような日常と、シリアスでスケールの大きいストーリーが地続きになっているところだと思います。「魔法の国のプリンセスって何?」「怪物って結局何?」と、あらすじの中でさらっとスルーされそうな部分に切り込んでいき、徐々にめちゃくちゃ面白いポリティカル・サスペンスをやり始める、そういう複雑さを持った作品です。

さて、複雑なのはストーリーだけではありません。私の好きな複雑さを持つキャラクターを紹介させていただこうかと思います。それは、スターちゃんのステッキを狙ってやってくる怪物軍団の首領、ルード様です。最初こそピカチュウを狙うロケット団のようなノリでしたが、コジロウに出奔お坊ちゃまとしてのバックボーンがあるように、ムサシにナースを目指して挫折した過去があるように、このルード様も深刻なバックボーンが明かされていきます。詳細は伏せますが、この人は認められたくてたまらないアダルトチルドレンなのです。その痛切な心理描写に、私は「キッズ向けアニメでここまでやる!?」となりました。私みたいな、リドル君の号泣を見てツイステをインストールした人にはぜひ見てほしいと思います。ディズニーチャンネルの吹き替えで「みじめなあかんたれ」っていうセリフ通るんだ……。

もう一人ご紹介したいキャラクターがイクリプサ。魔法の国ミューニの過去の女王です。この人は、「人食いの怪物と不倫して国を捨てた悪い女王」または「誰よりも愛を大切に思っている人」、「強大な魔法を持つ女王」または「無力な一人の女性」、「ミステリアスで余裕たっぷりの女」または「ひょうきんなおばちゃん」……と、いつも複数の面を持っています。それって、ツイステにおけるヴィランのねじれ方、新しい解釈の提案に近くありませんか?

イクリプサが顕著なだけで、どのキャラクターもそういう複雑な多面性を持っていて、ある面でよかれと思ってしたことが誰かにとってはよくなかったりする……。77話と今回紹介する作品の中では少し長めなのですが、そういう複雑さを楽しめる人にはぜひおすすめしたい作品です。

『ムーンガール&デビルダイナソー』(2023年、全56話)

Pixarやスターウォーズなど、今はディスニー傘下だけど元は別会社の作品がツイステに採用されるかは現時点では不明です。(個人的にはスターローグはギリシャ神話+スターウォーズだと思いますが……)MARVEL作品も正直わからんとこがあるかと思います。ですがどうしてもこの作品を紹介したかったのは、とにかくハイセンスでかっこよくて”今”を描いていていい作品だから!

主人公のルネラは現状MARVEL世界一の頭脳を持つ女の子。家の地下に秘密のラボを作り、異次元に繋がるポータルを作ったりしています。そのポータルから現れたティラノサウルス(?)のデビルダイナソーを相方に、自警活動で大好きな下町を守っています。ルネラは天才ですがいかんせん中学生なので、倫理観やブレーキが幼いところがあり、自分の作った発明に振り回されること多数。「広告をスキップするみたいに人生のつまんない時間をスキップしたい」なんて、そう思っても大抵の中学生は実際できないわけじゃないですか。でもルネラはできちゃう。天才だから。そして余計トラブルに巻き込まれていく……。

そんなルネラの頭脳に目をつけてはた迷惑な推し方をしてくる上位存在がビヨンダー、この作品の一応メインヴィランです。ヒーローアニメなので面白いヴィラン・カッコイイヴィランは他にもたくさんでてくるんですが、どうしてもビヨンダーに触れなければいけない気がする。人の心がわからないトリックスター、というよりも相手を痛めつける時にだけ心の扱いがめっちゃ的確になるやつです。嫌ッ……。そんなビヨンダーが、ルネラと接する中で何かを学ぶ……のか!?改心とか……しちゃうのか!?しなさそう!こういう書き方をしているのも、実はまだD+とディズニーチャンネルに途中までしか来ていないからなんです。一緒にビヨンダーにやきもきしてくれませんか?

あとデビルダイナソーの挙動がめっちゃ大型犬できゃわいいですよ!!!!!!

これ、ツイステに関係ある?

多分ないと思います。

『ノートルダムの鐘』『ピノキオ』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』など、サービス開始時にはツイステ関係なくても後々出てくるケースは徐々に増えてきておりますが、取り上げられていない映画作品が多々ある中で、アニメシリーズにその機会が回ってくる可能性は低いかと思います。

私がアニプレックスの人だったら「えー、あー、アニメシリーズですか?面白いらしいですけど、知ってる人少ないし……んー……ねー……」って視線を泳がせる。

だからこそ純粋に面白さ、見られてほしさで作品を紹介したかったし、見てくれる人が増えて盛り上がってくれれば可能性は少しずつ上がっていくと思いたいです。

お夕飯時とか、「何見ようかな~」って時にディズニーアニメシリーズを候補に入れてくれると幸いです!基本的に一話30分尺だから「今から映画はちょっと長いなあ……」って時にどうでしょうか?

100話越えの『ミラキュラス・レディバグ&シャノワール』や、そもそもD+で配信されていない『なんだかんだワンダー』(どう゛し゛て゛!!!!!爆涙)など、今回は紹介を見送った作品もたくさんあります。面白い作品はこれだけじゃないので、ぜひとも折角のD+をご活用あれ!

シンガポールのクィア雑貨屋さん「Heckin’ Unicorn」で通販してみた

「Heckin’ Unicorn」って何?

タイトルにも書きましたが、シンガポールのLGBTQ+をモチーフにしたアイテム専門の雑貨屋さんです。メインはめっちゃかわいいエナメルピンブローチですが、ニットキャップや靴下、ピアスなども取り扱っています。また、クィア当事者が運営・デザインしていて、ブランドとしてLGBTQ+団体に寄付や支援を行っています。インスタを見る感じTeo Yu Shengさんという方が一人でやっているっぽいです。すごい……。

Blueskyでたまたまパンセクシュアルフラッグカラーのフライパンのピンが流れてきて、夢中でサイトを眺めました。本当にかわいい。あーあ、でもきっと国外配送ないか、あったとしても送料ものすごくなっちゃうだろうなァ……

エッ日本からも買えるの?

🦄「Free shipping above ¥6,864」

エッ!?!?送料無料ラインの表記これ日本円じゃん!?!?通貨を自動で変換してくれてるしその中に日本円がある!?じゃあ日本にも送ってくれるってことじゃない!?でも使ってる端末の地域じゃなくて言語を読み取ってるだけかもだし……。や、でもよくある質問の中に「other country」に配送することを前提とした文章が……ある!そして検索したらおそらく日本で買ってる人……いる!

🦄(インスタ)「Worldwide delivery」

https://www.instagram.com/p/B-v9Mw1H2Du/?img_index=5&igsh=MTR0MXY0dXM5bzJxZQ==

というわけで買っちゃいました。

届くまでの流れ

注文

カートに入れて必要な情報を入力してクレジットカードなどの各種支払方法で決済……という流れは日本の通販サイトと変わらないと思います。

個人的に気をつけたのは、住所入力の時。「Country/Region」で「Japan」を選んで……じゃあやっぱ日本も配送先に入ってるんだ!「Postal Code」で郵便番号。「Prefucture」で都道府県を選びます。
「City」(市区町村)以下全部日本語で入力していいのか?というのがわからないポイントでした。あとはもう日本語で行けちゃうんじゃない?という気持ちもあったのですが、家族から「2バイト文字だとエラーになるかも」「配送ラベル出力時のチェックも大変になっちゃうかも」というアドバイスを受け、シンガポールには色々な言語の方がいるけども、Heckin’ Unicornを運営してる方は英語ユーザーっぽいな~と思い、結局英字で入力しました。

英語で住所(「Address」の部分)を入力する時の順番は、①丁目番地を数字だけハイフンでつないで表記②地域になります。①と②は「,」で区切ります。
例えば「東京都港区芝公園4丁目2−8」なら、「Prefucture」に「Tokyo」、「City」に「Minatoku」を入力して、「Address」の部分に入力するのは「4-2-8, Shibakouen」になります。(これは東京タワーの住所)

あとは「Apartment, suite, etc.(optional)」に建物名と部屋番号を入力すれば多分届きます。うちは無事届きました!ぶっちゃけ上で言うとこの「Shibakouen」部分にミスあったけど!マジですいません!詳しくは各自「海外配送 住所 書き方」とかで調べてね!

配送

注文したのは5/6(火)で発送されたのは5/7(水)、最終的に届いたのは5/19(月)。トータル13日、海外配送初めてだけど速くもないけど遅くもないんじゃないでしょうか。

荷物がシンガポールを出た段階で「Your order (注文番号) is in transit」というメールをくれるのですが、そのメールには「シンガポール国外に住んでいる場合はそっちの国まで数週間かかることもあります」という表記がちゃんとあります。うむ! 

「Asendia Packet Tracked」という配送会社で追跡番号が発行されるので、「Asendia 日本 問い合わせ」で出てきた「Ship24」という複合追跡サービスを使って荷物の軌跡を見ていたのですがとても面白かったです。(Heckin’ Unicornの発送メールにもちゃんとサイト内の追跡ページへのリンクはあるのですが、こっちの方が情報が早くて詳細だったので……)
なぜか別の国を経由したり(多分国際配送上の都合があるんだと思います)、国際郵便交換局や税関を通過して、最終的には日本郵便で届きました。

届いた!!!!!!!

プチプチ入りの黄色い封筒で届きました。ピンズの台紙とかお手紙は多少ベコベコになってたけど梱包上の問題は全然なし!

画面奥にユニコーンの刺繍が入った青いニット帽、手前左からバイセクシュアルフラッグカラーの自転車のピンズ、レインボーカラーが入ったクローゼットから出てくる人のピンズ、パンセクシュアルフラッグカラーのフライパンのピンズ
台紙もかわいい~♡
画面奥にバイセクシュアルフラッグカラーの恐竜の刺繍が入った青いニット帽、手前左からバイセクシュアルフラッグカラーの自転車のピンズ、レインボーカラーが入ったクローゼットから出てくる人のピンズ、パンセクシュアルフラッグカラーのフライパンのピンズ
ニットキャップの裏はバイのダイナソー、バイナソーだ
手前左からバイセクシュアルフラッグカラーの自転車のピンズ、レインボーカラーが入ったクローゼットから出てくる人のピンズ、パンセクシュアルフラッグカラーのフライパンのピンズ。フライパンのピンズは留め具を外している

自転車は留めるとこ2つあるのと、通常の針は長いの一本短いの一本になっているぞ。外れやすいかどうかはまだわからない
青いメッシュのポケットにピンズが3つついている。
左からパンセクシュアルフラッグカラーのフライパンのピンズ、バイセクシュアルフラッグカラーの自転車のピンズ、レインボーカラーが入ったクローゼットから出てくる人のピンズ
とりあえずタブレットケースのメッシュポケットにつけた

もっと語りたい「Heckin’ Unicorn」さんのこと

相応の時間はかかるけど印象よりも買いやすい

上でも上げた通りピンズ4つくらい買えば送料無料ライン超えるし、越えなかったとしても日本円で送料¥1400とかなんですよ。ほんとに大丈夫!?ショップによっちゃ日本国内の離島送料より安い気がする。
ちなみに決済の時にチップをつけることもできますが、それは送料無料ライン判定の対象外になります。

あとピンズ3つで10%OFFとか特定のセットで割引が入るので、↑の送料無料ラインのこととか考えるとお友達とワリカンで買うのもいいかもしれません。私はソロなので銅の散財カードを破るくらいの気持ちで買いましたが……。

上記の追跡サービスとかこまめなメールとか、安心感は大きいと思います。

今回買わなかったけどめっちゃいい~~~と思った商品を挙げてく

Transcendent butterfly — earrings

このピアスめっちゃかわいいけど、シスジェンダーがつけていいのかな……という迷いがまだあって今回は見送りました。
でもこういうクィアアクセサリー全般とか、SNSのプロフィールのフラッグやPronouns表記にも言えると思うけど、当事者以外がつけることであからさまな攻撃の目印にさせないとか、共に在ることを示すことも大事なんじゃないかと思います。

Transeratops (trans dinosaur) — enamel pin

トランスヘイターの中には恐竜アイコンを仲間同士の目印に使う人たちもいますが、恐竜をヘイターの手から取り戻すぞ!!と抵抗する人たちも勿論いて、「Heckin’ Unicorn」もその一つだと思います。「Terfs suck」っていうピンも作ってるしね。恐竜のかっこよさや美しさをヘイターのものにさせてなるものかよ。

Unicorn — socks

Heckin’ Unicornのデザインってどれもかわいいけど、靴下になるとドット絵っぽくなってまた違ったかわいさが発生する~!ニット帽の刺繍の質感も好き!
他にもトランスカラーの靴下とか、完売しちゃってるけどレインボーカラーの靴下みたいな、「さりげない」デザインもいいなあと思います。さりげない範囲でしかできない状況だけどそうしたい人たちもいるだろうしね。

Small Backpack

シンプルにめっちゃかわいいと思う。ビビッドで……ポップで……。私もそうだけど、普段ピンズつけない人に「こういうバッグにつけてみたら?」っていう提案になってるのもいいなあと思います。あと紹介写真の本が『女優エヴリンの七人の夫』なのめっちゃいいな……。

https://www.instagram.com/p/Ct0M8UpPfT4/?igsh=NTlyNHhkbXU4dWN4

Pixel hearts

Vintage TV

これもシンプルにこういうデザインに弱い!シリーズ。同デザインで色々なフラッグカラーで出してくれてるのもいいよね~!

https://www.instagram.com/p/CwEYG9Tv34h/?igsh=MTZ1am01NHUwemtiaA==

情報発信もなさってるよ

「Heckin’ Unicorn」では、シンガポールの政治の現状や、メディア表象と検閲、コンバージョン・セラピーの害についてなどブログ記事を書いて情報発信を行っています。

特に興味深く読んだメディア表象についての記事を一個貼っておきます。勿論日本の作品にも通じるところがあると思う。

Instagramでは、商品紹介だけでなく、クィアな本や音楽の紹介や、風刺漫画のアップもしています。「Oh, heck.」

最後に

マジで欲しい!!!と思ったので結構ノーブレーキだったんですが、『「Heckin’ Unicorn」で買ってみた』みたいな記事があったらもっと心強かっただろうなあ、と思ってこの記事を書いています。

呉樹直己さんが「Mushroomy」というサイトで買い物した記事の影響もあると思います。こちらのサイトでもいつかステッカーほしいなあ~!

2023年12月17日Dozen Rose Fes 情報

  • 2023年12月17日 Dozen Rose Fes. 2023内トレリドプチオンリー『スミレとバラと甘い君』
  • スペース【南3ホール ネ33b】
  • サークル【牙ヶ島】
  • 新刊『Teacher, Incubus, Lover, Right-hand』
    • 文庫サイズ/204p
    • 800円
    • R18(※年齢確認のご協力をよろしくお願いいたします)
    • R18・全年齢ごちゃ混ぜのWeb再録まとめ本です。若干の加筆修正、書き下ろしはありますが、紙で手元に欲しい人向けです。
    • イベント後Boothにて通頒予定。
    • 書き下ろし①『機械の褥』(6p)
      • 以前Twitterで書いた『ファイアボール』パロから派生したセクシャル文章です。
    • 書き下ろし②『彼は人間の世界では』(15p)
      • トレイが淫魔でリドルが人間のパロディです。性描写無し。
    • sample(Boothへ飛びます)
  • 既刊①『Think Red, count to the Third』
  • 既刊②『Vice Housewardenal Guidance 』

初参加で至らぬ点もあるかと思いますが、当日はよろしくお願いいたします!